仙台市の観桜地として有名な榴ヶ岡に鎮座する榴岡天満宮は、社伝によれば平安時代の天延二年(974)に山城国(現在の京都府)に創建、平将春により陸奥国宇多郡(現在の福島県)に勧請された。その後小田原(現在の仙台市青葉区)への御遷座を経て、寛文七年(1667)7月25日には三代藩主伊達綱宗公の意思により四代藩主綱村公によってこの榴ヶ岡に遷され、丹塗りの社殿・唐門を新たに造営、菅原道真公の真筆(直筆の書)が奉納された。
当社のご祭神である菅原道真公(天満大自在天神)は、学問・政治の主祭神であり、また弘法大師、小野道風と共に、書道の三聖として詩歌・書道の神としても尊信されている。
境内には市指定文化財の芭蕉句碑があり、唐門は市登録文化財となっている。
榴岡天満宮ホームページ
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●鷽(うそ)替え神事
この神事は、旧年中に起こった良くなかったことを嘘のように良い事に替えると言われている大宰府天満宮を始めとする全国の天神様で行われる特殊神事です。
榴岡天満宮では、鷽替え神事を斎行するにあたり、鷽の一刀彫を袋に入った状態で授与所にて限定頒布致します。その中には「真っ赤な鷽」が数羽入っており、その「真っ赤な鷽」を選ばれた方は更なる幸運が巡ってくると伝えられています。
●天神さまの豆まき
祈願祭を斎行して福豆撒きを行い、地域の方々の邪気を祓い一年間の家内安全・無病息災をご祈念いたします。
●梶(かじ)の葉に願いを
平安時代は短冊(紙)ではなく梶の葉に、七夕にちなんだ和歌をしたためてお祀りしたり、願いを詠んだ和歌を書きとめて川に流すと梶の葉は舟の舵となり天の川へたどり着き、願いが叶えられると信じられていた。